挫折を味わった男、松浦雄弥 計量失格による「1年間の謹慎処分」
【月刊CHANGE 2026年2月号 特別対談】
「俺には、もうこれ(相撲)しかないんです」
計量失格による「1年間の謹慎処分」――。

どん底から這い上がった男が、家系ラーメンで作り上げた135kgの肉体。
“豚骨山大盛”こと松浦雄弥、全日本ビジネスマン相撲選手権へ殴り込み!
歴戦の猛者・中山勝己を「45kgの体重差で圧殺する」ド迫力宣言。
対談者:松浦雄弥(豚骨山大盛) × 菅野和彦(CHANGE CEO)
収録場所:神奈川県横浜市港南区・松浦氏の自宅前(家系ラーメン黄金家の目の前)
■ 序章:豚骨の香りが漂う、再起の場所
菅野:松浦君、久しぶりです。

松浦:いえいえ、こちらこそありがとうございます! ここが一番落ち着くんですよ。毎日この濃厚なスープの匂いを嗅いで生活しているので、ついつい吸い寄せられちゃうんです(笑)。僕の体の一部は、間違いなくここのラーメンでできていますから。
菅野:なるほど、それは説得力がありますね(笑)。
■ 第1章:1年間の謹慎処分――「空白の時間」と猛省
菅野:さて、少しシビアな話から入らなければなりません。実は松浦君とCHANGEの縁は、これが初めてではないんですよね? 読者の記憶に残っている方もいるかもしれない。
松浦:はい。ちょうど1年前、CHANGEのボクシング部門へのエントリーを希望し、試合が決まっていました。
菅野:当時、私も君のポテンシャルに期待していました。しかし、結果として君はリングに立つことができなかった。その理由を、改めて君自身の口から聞かせていただけますか?
松浦:……はい。本当にお恥ずかしい話ですが、減量に失敗したんです。契約体重まで10kg以上落とさなければいけなかったのですが、どうしても目前の食欲に勝てなくて……。プロ意識が決定的に欠けていました。そして、計量もごまかしてしまった、、、 自分の弱さであり猛省しました、、、、
菅野:ビジネスマン格闘技とはいえ、計量オーバーは興行を根底から覆す重大な契約違反です。
実は当時、運営会議でも紛糾しましてね。私としても断腸の思いでしたが、松浦君にはCHANGE史上最も重い、「1年間の出場停止・謹慎処分」を下しました。
正直、もう二度と君がCHANGEのリングに戻ってくることはないだろう、と思っていましたよ。
松浦:当然の処分だと思います。対戦相手の選手の方、そして運営の皆様の顔に泥を塗ってしまった。あの時の申し訳なさ、情けなさは、言葉にできません。
菅野:この1年間、どう過ごしていましたか?
松浦:地獄でした。自業自得ですが、格闘技から離れ、ただただ猛省する日々でした。「自分はここで終わりなのか」「もうチャンスはないのか」と、毎日自分を責めていました。
でも、やっぱり心のどこかで悔しかったんです。せっかくCHANGEという最高の舞台に立ちたいと夢見たのに、自分の意志の弱さで全てを台無しにしてしまったことが。
菅野:運営としては失敗した選手に対して、どのように向き合っていくのか深い議論の毎日でした。
■ 第2章:「相撲」というラストチャンス
菅野:そんな失意のどん底にいた松浦君が、今回、1年の謹慎期間を経て、新設された「相撲」にエントリーしてきた。その経緯を教えてください。

松浦:謹慎が明けるタイミングで、新しく相撲ルールができると聞いたんです。その瞬間、体に電気が走りました。正直、「これだ!」と。減量で失敗した自分にとって、「増量」が正義となる相撲なら、誰にも負けない自信があったんです。
菅野:なるほど。失敗した選手に対して切り捨てるのは簡単です。ただチャンスも与えなくてはいけない。相撲は体重制限がない。体質的に減量が難しい選手もいる。
決して相撲ルールはふざけているわけでは無く、減量が難しい体質の選手に対しての
チャンスの場でもあります。体重が多いのは格闘技では長所でもありますから。
松浦:ボクシングで味わった挫折、そして1年間の謹慎という空白の時間。その全ての鬱憤を晴らすには、この相撲しかない。いや、「俺には、もうこれしかない」んです。これがラストチャンスだと思っています。
菅野:その「これしかない」という言葉に、1年前とは違う、松浦さんの並々ならぬ覚悟を感じますね。そして、今回の相撲ルール導入には、私自身も強い思い入れがあるんです。
松浦:そうなんですか?
菅野:ええ。松浦さんのように、体質的に減量が難しい、あるいは仕事の付き合いでどうしてもウェイトコントロールが難しいビジネスマン選手はたくさんいます。でも、彼らの中にも熱い闘志を持っている人間はいる。彼らにも輝ける場所を提供したかった。
松浦:確かに、相撲なら減量のストレスはないですね。
菅野:そう、日本国技である相撲は、減量の必要がありません。そして何より、相撲には「デカイ男たちがぶつかり合う姿が見たい!」という、人間の根源的な欲求に応えるニーズがあるんです。
松浦:両国国技館でしか見られないような、あの生々しい迫力ですね。

菅野:そうです。それを、歌舞伎町のド真ん中、CHANGEのリングで実現したい。ビジネスマンたちが本気でぶつかり合う、そのド迫力を、多くの人に見てほしいんです。
最初は批判もあるかもしれません。「神聖な国技をビジネスマンが?」「リングで相撲?」とね。
でも、私は確信しています。絶対にビジネスマンの相撲は盛り上がる、と。CHANGEはこれまでも、批判を恐れずに新しいことに挑戦し、常識を覆して成功してきました。今回も、必ずやり遂げますよ。
松浦:菅野さんのその熱い想い、心強いです! 私もその期待に応えられるよう、謹慎中の鬱憤も全てぶつけて、全力で頑張ります!
■ 第3章:黄金のスープで作られた、動ける肉弾戦車
菅野:さて、現在のコンディションですが、体重は?
松浦:現在127kgです。本番までには、あと8kg乗せて135kgまで増量する予定です。
菅野:135kg! すごいですね。その体を作るためのトレーニングというか、増量法は?
松浦:それはもう、やっぱり目の前の「黄金家」さんですね(笑)。特に「ダブルネギラーメン」に「行者ニンニク」をたっぷり入れて、ライス大盛りでかき込む。これが私の最強の増量ルーティンです。このスープが私の血となり肉となっています。
菅野:さすが「豚骨山大盛」、名前に偽りなしですね(笑)。まさに名店家系ラーメンで作られた鋼の肉体だ。
松浦:はい! でも、勘違いしないでくださいね。ただ太っているだけのデブじゃないですよ。学生時代はずっとテニスで、ネット際での反応が求められるボレーヤーをやっていたんです。だから、この見た目ですが、瞬発力と動体視力には絶対の自信があります。
菅野:なるほど、「動ける巨体」というわけですね。それは相撲において大きな武器になります。
■ 終章:45kgの体重差 vs 200戦の経験値
菅野:そして、今回のトーナメント1回戦、松浦さんが最も警戒しているのが、優勝候補筆頭の中山勝己選手だと伺いました。

松浦:はい。中山さんはキック、総合と、格闘技の経験値が僕とは桁違いです。200戦以上も戦ってきている、まさに歴戦の猛者。技術や駆け引きで勝負したら、勝ち目はないでしょう。
菅野:確かに、純粋な格闘技術や場数では中山選手に圧倒的な分がありますね。普通に考えれば不利なマッチメイクです。
松浦:でもね、菅野さん。今回は「相撲」なんです。相撲は「重さ」が正義なんです。中山さんは普段90kg前後でしょう。対して、私は135kgで仕上げる。その差は45kg以上です。
菅野:45kgの体重差……。これは打撃格闘技ではあり得ない、絶対的なアドバンテージになりますね。
松浦:そうです。どんなに技術があっても、小細工が通用しないのが相撲です。この45kgの体重差を技術だけで覆すのは容易ではありません。私は、この家系ラーメンで作り上げた体で、真正面からぶつかって、中山さんを押し潰してやるつもりです。中山勝己さんは、相撲の土俵では、俺には勝てない。
菅野:力強い、素晴らしい宣言ですね! まさに「ド迫力」な一番が見られそうです。
松浦:はい! 1年待たせた分、期待していてください!
菅野:1年の謹慎を乗り越え、自分の最大の武器である「体格」を活かして、歴戦の猛者に挑む。これこそが、CHANGEの面白さであり、ビジネスマン格闘技の醍醐味です。「圧倒的な重さ」が勝つか、「百戦錬磨の経験」が勝つか。ぜひ、多くの人に会場でその結末を目撃してほしいですね。
松浦:はい! 5月、歌舞伎町を僕の四股で揺らしてみせます!
菅野:楽しみにしています! 最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
松浦:1年前、ご迷惑をおかけした皆様、本当に申し訳ありませんでした。過去の挫折、1年間の謹慎を乗り越え、生まれ変わりました。失うものは何もありません。ビジネスマンとしての覚悟と、家系ラーメンで作り上げたこの135kgの肉体で、最大の番狂わせを起こしてみせます!
