飯田拓也、咆哮する“小田原の虎”。年商10億の男が、平穏を捨てて修羅に戻る時。
【月刊CHANGE 巻頭独占ロング対談(全12ページ)】
咆哮する“小田原の虎”。年商10億の男が、平穏を捨てて修羅に戻る時。
元MMAファイター・飯田拓也(飯田興業社長)× 菅野和彦(CHANGE CEO)
「安全帯を外して、命懸けの殴り合いがしたいんですよ」
(リード文) 狂気か、それとも英断か。 2026年5月17日、『CHANGE 6.0』のリングに、
かつて総合格闘技(MMA)を経験した男が登場する。
飯田拓也、株式会社飯田興業代表取締役。 今や神奈川・小田原を拠点に、関東全域の建設現場を牛耳る年商10億目前の実業家だ。
守るべき会社、守るべき従業員25名、そして社会的地位。すべてを手に入れた成功者が、なぜ今、再びバンテージを巻くのか?
彼はかつて、王者ではなかった。 敗北を知り、リングから逃げるように去り、そしてビジネスという荒野で“虎”になった男だ。 CHANGE 代表・菅野和彦が、成功者の仮面の下に隠された、10年越しの“人生の忘れ物”に迫る。

■ 「成功者」としてリングに上がるのではない
菅野 従業員25名、年商10億円に迫る「株式会社飯田興業」。まさに破竹の勢いです。しかし、今回のCHANGE参戦には驚きました。周囲からは「成功者がなぜ今さら、殴り合いなんて」という声も聞こえてきます。
飯田 でしょうね(笑)。普通に考えれば狂ってますよ。でも、菅野代表。僕は「成功者」としてリングに上がるんじゃないんです。
菅野 と、言いますと?
飯田 僕はかつて、総合格闘技(MMA)の試合に出ました。でも、チャンピオンとして華々しく引退したわけじゃない。「負け」を経験し、己の限界に絶望し、リングから逃げるようにフェードアウトした人間なんです。
菅野 そうだったんですね。以前のプロフィールでは「実力者」と伺っていましたが、そこには挫折があった。
飯田 ええ。10年前、最後の試合で完敗しました。悔しさというより、無力感でしたね。そこからプツリと糸が切れて、格闘技から完全に離れました。「もう二度と戻らない」と決めて、グローブを捨てたんです。
■ 年商10億が見えても、埋まらない穴
菅野 そこからビジネスの世界で大成された。しかし、心には穴が開いたままだった?
飯田 おかげさまで、数字という結果はついてきました。社員も増え、守るべき家族もできた。毎日が決断の連続で、ビジネスという戦場で戦っている自負はあります。……でもね、菅野さん。何かが足りないんです。
菅野 足りない、ですか?
飯田 ふとした瞬間に、思い出すんですよ。あのスポットライトの熱さを。殴られた時の衝撃を。そして何より、負けたまま終わってしまった自分の弱さを。
菅野 それが、今回の復帰の理由ですか。
飯田 ええ。経営者として安楽椅子に座って指図している毎日に、どこか後ろめたさを感じていたのかもしれません。「お前、本当にそれでいいのか? あの日の負けを、見ないフリをしたまま死ぬのか?」って。
■ 「人生の忘れ物」を取りに行く
菅野 なるほど。「人生の忘れ物」を取りに行く、ということですね。
飯田 その通りです。格闘技は、僕の人生における最大の「未練」であり「忘れ物」です。会社が大きくなり、余裕ができたからやるんじゃない。今やらなきゃ、一生後悔すると思ったんです。

■ 格闘技を捨て、仕事という「戦場」へ
菅野 しかし、10年のブランクは大きいですよ。恐怖心はありませんか?
飯田 今の僕は、昔の僕とは違います。この10年間、ビジネスの世界で修羅場をくぐってきました。理不尽な要求、資金繰りのプレッシャー、組織の軋轢……。それらをすべて乗り越えてきた自負がある。
菅野 精神的なタフネスは、現役時代以上だと。
飯田 間違いなく。それに、僕は「負けの辛さ」を人一倍理解しています。エリート街道を歩いてきた選手には分からない、底辺の味を知っている。這い上がる強さに関しては、誰にも負けませんよ。
■ トラック一台からの「成り上がり」
菅野 平成22年の創業時は苦労もあったそうですね。
飯田 いやもう、地獄でしたよ(苦笑)。最初はボロボロのトラック一台と、身一つ。仕事がない日は営業に走り回り、現場があれば朝から晩まで泥まみれ。
菅野 まさに徒手空拳からのスタートですね。
飯田 あの頃の僕を支えたのは、皮肉にも格闘技で培った「負けん気」でした。キツい現場からも、面倒な交渉からも、逃げずに正面からぶつかった。「リングからは逃げたけど、仕事からは絶対に逃げねえ」って、自分に誓ってましたから。
菅野 その姿勢がお客さんに評価され、今の飯田興業があるわけですね。

■ 安全帯を外して、命懸けの勝負がしたい
菅野 飯田興業さんは「足場工事」が主力事業ですよね。高所での作業はまさに命懸けだ。
飯田 そうなんです。足場っていうのは、一歩間違えれば死に直結する。だから現場では必ず「安全帯」をして、ルールを守ります。でもね、今回のCHANGEでは、その**「安全帯」を外したいんですよ。**
菅野 安全帯を外す。
飯田 経営者としての地位、守るべき立場……そういう安全装置を全部取っ払って、一人の裸の男として殴り合いたい。命懸けのヒリヒリする感覚の中にしか、僕の忘れ物は落ちていない気がするんです。
■ 足場屋の筋肉は、ジムでは作れない
飯田 それに、足場屋の筋肉って、ジムで作った見せかけの筋肉とは違うんです。揺れる足場の上で、重い鉄パイプを担いでバランスを取る。体幹(コア)の強さと、握力、足腰の粘り。
菅野 実戦的な筋肉ですね。
飯田 これはMMAのグラップリング(組み技)や、打撃の踏ん張りに直結しています。「現場で鍛えた筋肉は実戦的だ」。これを証明して見せますよ。

■ 「ウチの社長、やっぱ強えな!」と言わせたい
菅野 今回の『CHANGE 6.0』は新宿バトール東京、1000名規模の大舞台です。対戦相手も、飯田社長を食ってやろうと必死に向かってくるはずです。
飯田 望むところです。中途半端な相手じゃつまらない。僕は肩書きだけで戦うつもりはありません。
菅野 どんな試合を見せたいですか?
飯田 ウチの若い社員たちも見に来ますからね。「ウチの社長、普段はうるさいけど、やっぱ強えな!」って思わせたい。口先だけのリーダーにはなりたくないんです。
菅野 背中で語る、ということですね。
飯田 「一度は逃げた人間でも、本気になればここまでやれるんだ」。それをリングの上で証明します。それが、ついてきてくれる社員への一番のメッセージになると思っています。
■ 5・17、最高の一撃で“完工”する
菅野 楽しみですね。建設業界に飯田あり、CHANGEに飯田あり。5月17日、最強の社長の「現場検証」を特等席で見させてもらいますよ。
飯田 ええ、最高の一撃で、この試合を美しく“完工”させます。期待していてください。
菅野 「小田原の虎」の咆哮、そして「忘れ物」を取り戻す瞬間、楽しみにしています。本日はありがとうございました。

【PROFILE】 飯田 拓也(いいだ・たくや)
株式会社飯田興業 代表取締役 かつて総合格闘技(MMA)の試合を経験。
その後、建設業界へ転身し、平成22年6月に飯田興業を創業。
トラック一台からのスタートだったが、不屈の闘志で事業を拡大。
平成29年に法人化し、現在は神奈川県小田原市を拠点に、
足場工事・リフォーム・塗装・屋根工事を手掛ける。従業員25名を束ねるリーダーとして、
年商10億円突破を視野に入れている。10年越しの「忘れ物」を取り戻すため、CHANGE参戦を決意。 ●公式サイト:https://iidakogyo.co.jp/
【大会概要】 ビジネスマン格闘技 CHANGE 6.0 ■日時:2026年5月17日(日) 12:00開場/13:00開始 ■会場:新宿バトゥール東京 ■主催:ビジネスマン格闘技団体 CHANGE ■チケット・詳細:公式HPにて公開中

