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月間CHANGE2026年2月号 なぜ、有名美容師はリングに上がるのか? 増田祐太

【月刊CHANGE 特別インタビュー】
なぜ、有名美容師はリングに上がるのか?
~「本物」の美を追求する男、増田祐太のストイックすぎる二面性~

2026年2月某日。東京・港区東麻布。
閑静な住宅街に佇む、完全会員制サロン「La Virtue」。
「心がやすらぐ場所であり、信頼で繋がる美容師であること」。その理念通り、一歩足を踏み入れれば、都会の喧騒を忘れる上質な空間が広がる。

この場所で、美を紡ぎ出す男がいる。La Virtue代表、増田祐太だ。

しかし、彼にはもう一つの顔がある。
ビジネスマン格闘技団体「CHANGE」のリングで、プロ顔負けの激闘を繰り広げるファイターとしての顔だ。

2025年4月13日の大会では見事勝利。そのあまりの気迫と技術に、解説席の格闘王・前田日明氏をも唸らせ、「2025年 年間最高試合賞」を受賞した。

「なぜ、有名美容師が、顔に傷がつくリスクを冒してまで格闘技に熱中するのか?」
CHANGE CEO・菅野和彦が、その真意と、ストイックすぎる素顔に迫る。

 

第1章:年間最高試合賞受賞、その裏にあった覚悟
菅野和彦(以下、菅野): 増田さん、まずは2025年 年間最高試合賞、本当におめでとうございます。あの竹内選手との激闘は、今思い出しても鳥肌が立ちます。

増田祐太(以下、増田): ありがとうございます。まさかそんな賞をいただけるとは思っていなかったので、光栄です。

菅野: マッチメイクが決まった時、増田さん、「相手、竹内さんですか!? やばいですね!」って顔色変えてましたもんね(笑)。

増田: いや、本当に焦りましたよ。竹内さんは強いって評判でしたから。だからこそ、今回は本当に追い込みました。仕事の合間を縫ってジムに通い、走り込み、ミット打ち……。正直、美容師の仕事よりキツかったかもしれない(笑)。

菅野: それは主催者として申し訳ないやら、ありがたいやらです(汗)。でも、その練習量は嘘をつきませんでしたね。解説席にいた前田日明さんも、「この人はちゃんと練習できてる。腰が入ってる」ってベタ褒めでしたよ。

増田: 前田さんにそう言っていただけるのは嬉しいですね。やっぱり、やるからには中途半端なものは見せたくないんです。美容師としても、格闘家としても。

 

第2章:リング上の殺気と、試合後のノーサイド
菅野: 試合中の増田さんの表情、凄まじかったですよね。普段のサロンでの柔和な笑顔とは別人のような、鬼気迫るものがありました。まさに「執念」を感じました。

増田: リングに上がったら、もう自分との戦いですから。恐怖心がないと言えば嘘になります。「負けたらどうしよう」「怪我したらどうしよう」。そんなネガティブな感情を、練習で培った自信でねじ伏せていく。あの瞬間は、アドレナリンが出まくってて、痛みも感じないんですよ。

菅野: でも、試合が終わった後の光景がまた良かったです。竹内さんと抱き合って、健闘を称え合って。お二人は同い年なんですよね?

増田: そうなんです。殴り合った直後なのに、不思議と通じ合うものがあって。「強かったですね」「またやりましょう」って。リングを降りればノーサイド。あの感覚は、格闘技ならではの素晴らしさだと思います。

菅野: 私もこれまで200試合近くマッチメイクをしてきましたが、ああいう縁を感じる瞬間があるからやめられないんです。ビジネスマン同士が、肩書きを捨てて拳で語り合う。最高のコミュニケーションですよね。

 

第3章:なぜ、カリスマ美容師は戦うのか?

菅野: ここで改めて伺いたいんですが、増田さんのような、世界的に活躍されている美容師さんが、なぜこれほどまでに格闘技に熱中するんでしょうか?

 

増田: うーん、一言で言えば「本物でありたい」からですかね。

僕のサロン経営のポリシーに、「目の前のお客様を最優先にする」というのがあります。新規集客に走るのではなく、今いるお客様に全力を尽くす。そのためには、技術も、想いも、礼儀も、全てにおいて妥協は許されない。

格闘技も同じなんです。リングの上ではごまかしがきかない。自分がサボれば、それがそのまま結果に出る。究極に自分と向き合える場所なんです。

 

菅野: なるほど。美容師としてのストイックさが、そのまま格闘技にも繋がっているんですね。

増田: ええ。それに、格闘技で極限状態まで追い込むことで、メンタルも鍛えられます。試合前のプレッシャーを乗り越えた経験は、ビジネスの場でも必ず生きてくる。

「あの恐怖に比べたら、これくらいのトラブルなんてことない」って思えるようになりますから(笑)。

 

菅野: 確かに、経営者は孤独な戦いを強いられることが多いですからね。格闘技で培った胆力は、最強の武器になるはずです。

増田: あと、子供たちの存在も大きいですね。今回も「パパ、負けたら許さないからね」って喝を入れられて(笑)。

菅野: 試合後、娘さんと息子さんがリングに上がってベルトを巻いてる姿、本当に微笑ましかったです。最強のパパですね。

 

増田: かっこいいパパでいたいですからね。子供たちが自立した時に、「お父さんとお母さんのおかげで毎日楽しいよ」って言ってもらえるのが、僕の将来の夢なんです。そのためにも、まだまだ枯れるわけにはいきません。

 

第4章:ビジネスマン格闘家の模範として
菅野: 増田さんは、本当にビジネスマン格闘家の模範のような方です。仕事も一流、格闘技も一流。そして家族を大切にする。

今回で燃え尽きてしまったかもしれませんが……増田さんには「永久タイトル挑戦権」がありますので(笑)。いつでも戻ってきてください。

 

増田: ははは、永久ですか(笑)。

まあ、今は少し身体を休めたいですが……またウズウズしてくるかもしれませんね。
CHANGEのリングは、僕にとって「自分をリセットし、再構築する場所」ですから。

菅野: 楽しみに待っています。増田さんのような「本物」がリングに上がり続けることが、CHANGEの価値を高めてくれると信じています。

 

【菅野CEOのコメント】
増田さんは、常に「恐怖」と戦っていたのだと思う。
試合への恐怖、自分への恐怖、そして「本物であり続けること」へのプレッシャー。
しかし彼は、そこから逃げなかった。

仕事を犠牲にし、極限まで肉体を追い込み、そしてリングの上で勝利をもぎ取った。

その姿を見て、私は確信した。
世界的カリスマ美容師・増田祐太は、ビジネスも格闘技も、何一つ手を抜かない「本物」なのだと。
彼のストイックな姿勢は、格闘技を通じてさらに研ぎ澄まされ、間違いなくビジネスにも還元されていくだろう。

CHANGEのリングで、私たちは「本物」を見させてもらった。
2025年 年間最高試合賞。この賞は、単なる勝敗を超えた、彼の生き様に対する勲章だ。
増田祐太選手、そして竹内さん、本当におめでとう。そして、感動をありがとう。

 

【プロフィール】

増田 祐太(ますだ・ゆうた)
1985年12月21日生まれ、長崎県出身。La Virtue代表。
英国VIDAL SASSOONで技術を磨き、2012年に東麻布に完全会員制サロン「La Virtue」をオープン。高いカット技術とホスピタリティで、国内外の顧客から絶大な信頼を得る。キックボクシング歴3年2ヶ月、戦績3勝1敗。リングネームは「Fighting Scissor(ファイティング・シザー)」。

 

菅野 和彦(かんの・かずひこ)
ビジネスマン格闘技団体CHANGE CEO。
「ビジネスは格闘技だ」を理念に、社会的地位のあるビジネスマンたちが本気でぶつかり合う舞台を提供。選手の安全と、その裏にあるドラマを何よりも大切にする熱血プロモーター。

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